賃貸マンションやアパートで利用される床材にはどのようなものがある?

床材といえばフローリングという印象の方が多いかと思いますが、床材は主に3つあります。

そこで今回は、賃貸マンションやアパートで利用される床材の種類のそれぞれのメリット、デメリットについてと、賃貸マンションのリフォームの際に利用されることが多い床材についてご紹介します。

フローリング

フローリングは木材の種類も多く、木目の美しさや香りを感じることができる床材で、一般的な住宅のリビングや主に新築の建物に多く利用されています。

なお、フローリングは大きく分けて、複合フローリングと無垢フローリングに分けられます。

メリット

・ホコリや汚れがたまりにくい

・耐久性に優れている

・キズや汚れに強いものや凹みに強いものがある

デメリット

・クッション性が低い

・冷えやすい

・水に弱い

・遮音性が低い

クッションフロア

クッションフロアは塩化ビニール素材で作られたシート状の床材で、費用が安価で、木目調や石目調などの様々なデザインが多いため、賃貸マンションやアパートの床材で選択されることが多いです。

また、耐水性が高く、洗面所やトイレ等の水に弱い場所にも設置しやすいのも特徴です。

メリット

・費用が安価

・色や模様の種類が多い

・クッション性が高い

・耐水性に優れている

・手入れが容易

デメリット

・耐久性が低い

・重い家具を置くと凹みができることがある

・湿度によって接着剤がはがれる可能性もある

フロアタイル

フロアタイルは、塩化ビニール素材のタイル状の床材で、表面が硬く耐久性に優れているのが特徴です。

メリット

・重い家具などを設置しても凹みにくい

・耐久性に優れている

・デザイン性が高いものがある

デメリット

・クッション性がない

・遮音性が低い

賃貸マンションのリフォームの際に利用されることが多い床材は?

それでは、賃貸マンションやアパートのリフォームで利用されることが多い床材は何でしょうか。

費用が安価に施工でき、色や模様の種類が多いクッションフロアを施工されることが多い印象です。

また、素材がビニール製ということもあり、水分をこぼしてしまった様なケースでもすぐに拭き取ればシミになりにくく、掃除がしやすいといった特徴からも賃貸マンションやアパートに向いている素材といえます。

但し、クッション性が高いため家具の凹みがつきやすい素材のため、退去後に家具の凹みが気になりやすいといった特徴もあります。